“楽しみ方がわからない”成田悠輔にYOUが喝!:常識に縛られず生きるということ
成田悠輔からの異例の「お悩み相談」
この日、ゲストとして登場したのは唯一無二の存在感を放つYOUさん。俳優、歌手、モデル、作詞家、バラエティタレント…数えきれない肩書を持ちつつ、「世界一検索しづらい名前」の持ち主でもあります。
そんなYOUさんに、なんと成田悠輔さんが“悩み相談”をするという異例の展開で番組はスタートしました。
成田の悩み:「楽しいことがわからない」「仕事は楽なんだけど、飽きちゃう」「一つのことに集中できない」「人間関係の持続に疲れる」
YOUの喝:「人生、飽きる前に次へ行けばいい」「飽きないように、いくつも“アイテム”を持つのよ」
YOUさんは「アイテム」として、複数のコミュニティや趣味を持ち、それぞれを気分や季節で使い分けていると話します。ひとつの人間関係やコミュニティに依存するのではなく、柔軟に生きるスタイルです。
成田さんが大学教授という“自由な職業”を選んだ理由もまた、毎日決まった時間に同じ場所に通うというライフスタイルができなかったから。YOUさんは即座に「それ、わかる」と共鳴します。
無気力時代を生き延びた“離脱型人間”
成田さんは高校・大学時代にかけて、いわゆる“社会離脱”の時期がありました。中学3年から大学進学までの数年間、学校に行かず、山手線の車内や駅のホームで寝ていたと語ります。
成田:「理由は特にない。眠かっただけ」「無気力で朝から学校に行けなかった」
一方で、在籍していた高校はかなり柔軟な学校だったようで、学期末に職員室で課題を解き、“1問で1時間出席扱い”という独自ルールにより卒業が可能だったとのこと。
この離脱エピソードにYOUさんは驚きつつも、「学生時代だから許されたけど、今の立場で離脱されたら大迷惑よ」と笑いながらたしなめます。
「結婚をやめる」という発想:YOU流・自由な人間関係
YOUさんの話は、恋愛・結婚の話にも及びます。彼女は「全部一人に求めるのは無理だと思ってる」と語り、
・映画を見る人
・夜飲みに行く人
・ピクニックに行く人
など、シチュエーションによってパートナーを使い分けたいという考え方を明かします。
その結果、彼女は「2回、結婚をやめている」とあっけらかんと語り、成田さんも「結婚をやめるって表現いいですね」と感心していました。
“ギリ人情”という生き方と“体感”の重要性
YOUさんのユニークな人生観の中で、特に印象的だったのが「ギリ人情」という言葉です。彼女は「部活出身、不良出身」で体育会系の感覚が体に染み付いており、裏切れない、責任を全うする、という倫理観が自分の中にあると述べました。
仕事中は「体感がしっかりしていないと迷惑がかかる」と強調し、若い頃は「ヘラヘラしてるだけで怒られた」「でも、皆で一つの作品を作っているなら、それは当然」と振り返ります。
このあたりで成田さんは「この人、ただの変な人じゃない。底がある」と感じたようで、「変な人は他人を変な人だと思うんですよ」というYOUさんの言葉に思わず苦笑い。
SNS時代における“制御された衝動”
YOUさんは「若い頃はすぐ手が出た」と告白しますが、今はSNS時代になり、たった10分の出来事が「10年後にも残る恐ろしさ」があると認識するようになったとのこと。
YOU:「昔は夜に怒ったらそれで終わってた。でも今は拡散される。だから“口で敬語で”詰めます」
この言葉に成田さんは驚きつつも、「その丁寧だけど冷静な“詰め”トーク、どこで習ったんですか?」と質問。YOUさんは「ダウンタウンさんに育てられたのはある」としつつ、芸人の間や間合いに影響を受けたと答えます。
なぜ今「ハラスメント教授」が求められるのか?
成田さんがふと漏らしたのは、「叱ってくれる存在がいなくなった」という時代認識です。かつての昭和的体育会文化では、先輩や師匠が“愛の鞭”と称して殴る蹴るで教えることがありました。それは今では完全にアウト。教育も職場も「優しくしないといけない」前提で成り立ち、誰も他人に厳しくできなくなっているのです。
YOU:「昔は怖かったけど、早く覚えた。蹴られたくないから努力した」
成田:「今は教えず“自己責任”にして、見捨てる社会になった」
この社会変化に対して成田さんは「昔のハラスメント師匠が逆に欲しい人、出てくると思う」と語り、自ら「ハラスメント教授になります」と宣言。それにYOUさんは「私が生徒になります」と笑いつつ、核心をついたコメントを返しました。
クローンやAIに叱られる未来はくる?
そこから話題は、AIやクローンの未来へ。「人間同士ではもう叱れないなら、叱るロボットが必要かも」という成田さんの思いつきに、YOUさんは「クローンに叱られても私は響かない」と言いながらも、「でも、好きになれるのならアリかも」と柔軟な姿勢を見せます。
YOU:「電源が切れた瞬間、急に“素”に戻るのがイヤ」
成田:「でも相棒ロボットなら、ある程度愛情も湧くかも?」
AIやクローンが“叱る存在”になることで、人間同士の責任やトラブルを避けながら教育が可能になるのではという皮肉を含んだ未来予測は、成田らしい視点でした。
「テレビがつまらなくなった」は正しいか?
テレビの変化についても話は及びました。YOUさんは、昭和・平成初期のテレビと今の番組を比較しながら、制作現場の“規制と萎縮”を嘆きます。
YOU:「昔は必要な裸も、必要な喫煙シーンも普通にあった」
成田:「今はワイプのせいで内職の効率も下がるんです」
成田さんは「ワイプがないと3倍速で内職できる」と暴露。テストの採点や原稿作成など、大学教授としての仕事を朝の情報番組中に進めているという本音が飛び出しました。
YOUさんも「ワイプの発明は恨んでる」と共鳴。映像の“裏側で休憩する自由”が奪われたことに、しみじみとした時代の変化を感じているようです。
「男女の話し合い」に代わる方法とは?
動画の最後には、視聴者からの“夫婦間のコミュニケーション”についての悩みに、YOUさんが「話してもしょうがない。セックスしてほしい」と即答して終わる場面がありました。
これは、極端ながらも本質を突いたコメントです。
会話が通じないなら、行動を通じて心を通わせるしかない。
この意見に、成田さんも苦笑いしつつ納得している様子でした。
YOUという“実験的人生”の生き証人
YOUさんの話の端々には、時代を生き抜く知恵と柔軟さがにじみ出ていました。
-
飽きたら次に行く
-
一人の人に全てを求めない
-
経験してから嫌いになればいい
-
ギリ人情で迷惑はかけない
-
体幹で場を読む
-
実験と後悔を繰り返し、前に進む
成田さんも、「YOUさんって変だけど…自分と似てる」と感じている様子でした。特に「一度はやってみる」「実験してから判断する」という精神は、彼自身が“論理と理屈で動いている”と思われがちな一方で、実は“衝動と好奇心”で突っ走る人間であることを垣間見せました。
人生の楽しみを見つける方法とは?
成田さんがYOUさんに真正面から聞いた「人生、楽しいですか?」という問い。その答えは、単純ではありませんでした。
YOUさんにとって“楽しい”とは、以下のような要素の複合体です。
-
複数のコミュニティ(飲み屋・友達・仕事)
-
複数のアイテム(趣味・役割)
-
気分に応じて使い分けられる柔軟性
-
飽きたら次へ行く軽やかさ
-
でも、責任は果たす“ギリ人情”
一つの場所で頑張りすぎず、でもすべてを放り出すわけでもない。自由と責任のバランスを、“体幹”で取って生きる。その姿勢が、YOUというタレントを長く輝かせている理由だと感じました。
おわりに:無気力な時代をどう生きるか
令和の時代、かつてのように「がむしゃらに努力しろ」とは言えなくなりました。成田悠輔のように、エリートでありながらも「飽きる」「しんどい」「楽しくない」と言える人が、これからの時代のリアルな代表なのかもしれません。
そしてYOUさんのように、変化を受け入れながらも“ぶれない軸”を持つ存在が、そんな人たちの羅針盤になるのではないでしょうか。
「人生、飽きたら別のルートに行けばいい。無理に楽しもうとしなくても、実験しながら見つかることがある。」
これが、今回の動画から引き出された最も本質的なメッセージでした。
出典
YouTube動画「YOU×成田悠輔 こんな成田は見たことない!成田からのお悩み相談にYOUがガチ説教『人生の楽しみを見つける方法』」
https://youtu.be/UbiTwCL0gh4?si=pmbXNmV4IZxnt2_y